旅で、心がけること

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インドのことを話していて、コルカタはひどいまちだ!そうだそうだ!って決めつけるように言っている人がいて、たぶんサダルストリートの周辺しか見れなかったのだろうなあ〜と思いました。

私もはじめてのインド、旅のスタートはコルカタで、
とにかく緊張していて、警戒していて、あまりゆっくりみることができず。
そして2回目のインドの旅もスタートはコルカタ。
今度はもうちょっと自分で感じたいなと思っていました。
(結局ダージリン行きを急ぎ、1泊しかしませんでしたが、、それでも違うコルカタが見れたのでその話を。)


同じ宿で素敵な出会い

泊まったのはサダルストリートのマリア。
そこで、素敵な出会いがあったのです。
コルカタの印象変えてくれたのはそもそもこの出会いがはじまり。

ちょうど日本人の方が2人、同じルーフトップの階に泊まっていて、声をかけてくださいました。
1人は、日本で骨董品屋さんをやっていて、かつ、カメラマン。
レイカのモノクロフィルムで、レンガ工場をずっと撮っているようでした。
1人は、日本でアクセサリー屋さん?していて、世界のいろいろなところで仕入れをしている方。

おそらく、2人とも40代くらい、、?
やはり何年も前から、毎年数ヶ月コルカタに滞在し、仕入れや撮影やされているとのこと。
自分の足で歩いているからこそ、渋いコルカタ情報をたくさん教えてくださいました。

私がブロックプリントとか、インド綿に興味があるんだとお話したら、
古いブロックを売っているところを教えてくださったり、
骨董品として仕入れた面白いものもいっぱい見せてもらいました。
そして、バザールとか、ローカルのおいしいレストランやシェイク屋さんも。

その方が仰っていた言葉をあとから本当に実感することになって。

「サダルだけみると、確かに観光地だし、悪いこと考えるインド人もいてひどいめにあったりする。でもちょっとローカルのところへ出てみると、全然違うインドが見れるよ。すごく素朴で、シャイなインド人や、生活の様子が。」


自分の目でみて、感じた、いままでと違うインド!

私もさっそく、教えていただいたバラバザールへ。
(確かサダルからも歩けるし、地下鉄でもいける。)
私、ここで本当に驚きました。
1回目の旅で抱いたインドとは本当に違うイメージのインドに出会えたから。

とても広いので迷って出て来れなくなったらどうしようと、おそるおそるバザールの中へ。
でも、そこではとってもあたたかく私のこと迎えてくれました。
みんなせっせと働きながらも、外国人が珍しいのかちらちら私のことをみています。
あまり英語も話せず、観光客慣れしていないよう。
カメラをもっていたので、ゆっくりカメラ向けると、恥ずかしそうに隠れたり、
俺を撮ってくれとポーズ決めてくれたり。

金属加工してるところ

お肉屋さんで



壁のない床屋さん、きめ顔

















































あまりに人懐っこい姿に、ほっこりするような気持ちだった気がします。
ぐるぐる歩き、写真撮らせてもらいながら、フルーツのお裾分けいっぱいもらいながら、
様子を見させてもらいました。インドって、こんなにほっこり出来る場所だったのかと、本当に嬉しくなりました。


旅で心がけたいこと

旅って、本当にその国のごく一部を垣間みさせてもらっているだけだと思います。
出来るだけ、人から見聞きしたものだけでなく、観光地化された周辺だけでなく
より広くみてみようと思って、実際に自分で歩いて感じて確かめられたらいいなと思いました。

確かに外れると危ないこともあるし、自分の身を守ることが最優先ですが、
私はたまたま素敵な助言をしてくれる人に出会って、
いままで自分が抱いていたインドと全く違うインドに出会うことができました。
それは、とてもありがたいことで。


旅をしているとき、
あくまで、ほんのちょこっとお邪魔させてもらってるという意識と、ここってこういうものって決めつけずに、ちょっとだけ視野を広げてみたり、足をのばしてみること
こういうことを忘れないようにしたいなと思ったのでした。