インドは2回だけ行ったのですが、旅におともしてもらったのが、1回目は地球の歩き方。2回目はロンリープラネット。

1回目は、北インド中心で、たったの2週間でコルカタからデリーまで横断する旅だったこと、周りの人に助けられたおかげで、歩き方だけでもほぼ困りませんでした。

でも2回目の旅の準備をしようと思ったとき、特に電車の路線やスケジュールについて、歩き方の情報が圧倒的に欠けていることに不安を覚えて、ロンプラを使ってみることにしました!聖書みたいに分厚いし、英語だし、写真少ないし笑、不安もあったのですが使ってみてやはりよかった!







ロンプラをインドバックパック旅行に勧める理由

①電車、バス移動の情報が豊富
バックパッかーはほとんどの都市を、電車かバスで移動すると思いますが、歩き方はそれらの移動手段の紹介はしているものの、出発時刻や便名など詳細は記載されていません。

インドの電車はチケットを買うときに、
・乗車日
・乗車駅(都市によっては複数発車駅がある)
・発車時間
・電車の路線名、特急名
などの情報を自分で事前に調べてからチケットオフィスに行って、予約表に記入して、窓口に並んで、チケットを購入します

ネットを使えば調べられないこともないのですが(ネットでも買えなくはないですが、現地の携帯番号が必要なので外国人には難しい)、ネット環境がいまいちだったり、移動中に次の大まかな予定を立てたいときなど、ロンプラの電車リストがとても役立ちました。それぞれの都市の項目の後半に、必ず移動手段に関するページがあります。そこに、目的地までの電車名、発車と到着時間、所要時間、料金のリストがあります

インドのチケットオフィスは、地元の人やバックパッカーがいつも殺到して混んでますが、自分で電車名調べていかないと、手助けしてくれる人がほぼいません。みんな自分がはやくチケット買いたいので必至です。笑 窓口の人も「自分で調べてこい」で終わることも多々。事前にちょっと調べて置くことで、チケット購入がすっごくスムーズになります。というか、調べるのは必須です。もちろん宿の人が調べてくれることも多いですが。

私のように、割とスケジュールを立てて旅をしたい人には、断然ロンプラがおすすめです。



インド南部の情報が豊富!
地球の歩き方が、もうちょっと親切だったらいいのにと思うのは、インド南部の情報が少ないことです。1回目のインド旅のあと、南部のバンガロールという町へ移動し、インターンしました。旅ではないので、助けてくれる人もいて大丈夫だったのですが、何と歩き方のバンガロールに関するページが4ページほど。本当に情報がなく、宛にできませんでした。

インド旅をする日本人の多くは、北インドを目指すようです(私もでしたが)。インドと言えば、ガンジス川やタージマハルのイメージが強いのだと思います。しかし、欧米人は、北インドは治安が安定しない地域が多いことが当たり前の認識ですし、南インドのバカンスへ静養に訪れることが多いようです

そういう旅人が多いからなのか、ガイドブックがそうだからなのか、どちらが先かは分からないのですが、、道理で歩き方は北インドの情報がほとんどを占め(情報の絶対量はロンプラより少ないです)、ロンプラは北インドも南インドも同じくらい?の印象です。

ユーザーの声もあると思うのですが、歩き方ももっと広くインドのことを記載してくれたらいいのになと思います。本当にそれだけを頼りにインドへ行くバックパッカーも多いみたいですし、危機管理ができていない危なっかしいバックパッカーさんもたくさんみかけました。実際、お金をだまし取られるだけならまだましですが、命の危険に会う人もいます。どこから情報を得るかも危機管理の一つですが、インド=北インドに行かなきゃ意味がないと思っているような人や、わざわざ危険なところに「危険である」と言う意識を持たずに訪れる人が増えてしまわないようにと思います。せっかくの旅なので、楽しい思い出をつくって帰りたいですよね。


それから、バラナシなどでよく現地の悪ガキに「地球の迷い方!」と指差されることがあります。笑 歩き方を持っていると、日本人ってことが一瞬でばれます。適当に会話を楽しむこともできるのですが、カモにされる可能性もあることも忘れないでおきたいです。



現地の人との会話のたねに!
もう一つ、ロンプラ持っていてよかったのは、現地の人との会話のたねになること!インドの人すべてが英語を流暢に話したり、読めたりする訳ではないですが、日本語を読める人口より英語を読める人口が圧倒的に多いことは自明です。電車などで同じボックス席になった現地のインド人に、「ガイド見せて!俺の地元はこの町だ!」なんて話かけて貰うこともしばしば。欧米人のバックパッカーにおすすめ聞く時も、ロンプラ見せながら「ここの宿よかったよ〜」って教えてもらうことも。

やはり、共通言語である英語で情報収集することは、そのような利点もあると思います!



歩き方ももちろん読んでおければベスト!
歩き方も、母語の情報が一番分かりやすいのはもちろんですし、一般的な情報を得るにはとても重宝するとは思います。特に、「こんな騙しの手段がある」「こんな被害に会う人が多い」といった情報は、日本人特有のケースだったりするので歩き方を一読すべきです。歩き方を持っているのに、なぜか、超メジャーな手段に引っかかっている人が多いです。未然に防げるものは、防ぎたいものです。




※こちらもKindle版でている!書き込みとかしたいので、紙の方がいいかもしれないけれど、、


インドに限らず、海外を訪れるときは、十分に情報収集することが大事だなと思います。素敵な思い出をつくれますように。




ニボンゴからバスで7時間くらいかけてやっと辿り着いたシーギリア。バスで一緒になった人がたまたま日本人の方で、一緒に行動しました。もう夕方近かったので、宿にチェックインして、明朝登る予定のシーギリアロックの登り口を下見に行こうと出掛けました。

シーギリアロックの入り口と出口は違うみたいで、ゲストハウスの集まるエリアから10分くらいだけ歩きます。出口あたりでセキュリティさんに「もう今日は終わりだよ〜」と言われて、少しお話していたら、スリーウィラーのドライバーが寄って来て「夕日とシーギリアロックを見れるいい場所がある」と。怪しいなと思いつつ、絶景というのでやることもないしまあ行ってみるかとなりました。

シーギリアロックの入り口あたり、猿の親子が
















怪しい登り口に到着、、岩山をのぼる、、
着いたのは、Pidurangala Rockという岩(+お寺?)。シーギリアロックの出口から10分かからないくらい。入場料タダで、かつスリーウィラーである程度まで登れるのかと思っていた私たちは、500ルピーくらいの入場料にどうしようか迷いました笑 でも20分くらいの山登りだ!とドライバーのおっちゃんが言うので登ることに。


確かに30分くらいしかかからなかったのですが、、、きつい!上り道がきつい!まあまあ登山でした。笑
最初はちゃんと階段状になっていて道が分かります。15分くらい登るとそれがいったんなだらかになって、涅槃像が現れます。ここからもっと上に行けるはずなのだけど、どこにも道がない、、うろうろしていると、ドライバーのおっちゃんが心配して来てくれました笑 ※実はおれがガイドすると言ってきたのですがまたお金払うのもいやなのでお断りしてました。

最初からおっちゃんにお願いしていた方がよかった。そこから道なきところを、というかむしろ、岩を登っていきます。女子二人ではだいぶ厳しかったと思います。とりあえず言われるがまま上を目指して頑張って登ると、すごーーーーい絶景が!!!


シーギリアロックより絶景!最高な夕日スポットが出現、、
シーギリアロックひとりじめ



岩肌に寝転がって夕日見たり

シーギリアの町を一望









































私は正直、次の日に登ったシーギリアロックより感動しました。。この開放感と、美しい夕焼け。上に登ったら欧米人もちらほらいましたが、全く混み合ってなく、みなさんのんびりモード。本当に岩の上なので、場所によってはスリリングですが、360度どこを見ても絶景。これは登って本当によかったなと。


一人だったらずーっと写真撮ってうっとりしていたと思います。夕日が沈むぎりぎりにいったので、あまりゆっくりできず下山したのですが、いままで見た夕日で一番感動しました。ぜひまた行きたい場所。日が沈むと本当にあっという間に真っ暗になるのでご注意ください!



※注意したいこと
・夕焼けを見る場合、少し早めに、時間に余裕を持って登ることをおすすめします。
ドライバーさんや宿の人など、できるだけ安心できる人にぜひガイドしてもらってください。お金を払ってでも、一緒に来てもらった方が安心です。ただし、女性1人の場合、ガイドさんと2人はすこしこわいかもしれません。
・岩の入り口までは自転車でいった欧米人を見かけましたが、日が沈むと真っ暗で照明もなく危険なので、ぜひ行き帰りのスリーウィラーをチャーターしてください


※シーギリアでは夜間、野生の像がでて本当に危険とのこと。ドライバーのおっちゃん、知り合いのお家が像さんに破壊されたと言ってました、、おそろしや。野生のイグアナを見かけたくらいだったので、あり得そうです。



それにしても、シーギリアを訪れたら必ず行きたいおすすめのスポットです。ぜひお試しください〜。


アダムスピークに登ったとき出会ったファミリー+その友だちたちが、お家に泊まりにおいでよと招いてくれました。場面によったら警戒しなくてはいけないし、予定も崩れるので短期旅行だと悩むところですが、あんだけしんどい山を登って、一緒に下って、よい出会いだと信じ、お言葉に甘えてステイさせてもらうことにしました。


そんな訳で、紅茶の産地の一つであるヌワラエリアでの滞在をカットして、ファミリーの住むバンダーラウェアまで行くことに。


アバムスピークからファミリーのお家のあるバンダーラウェアまで
アダムスピークの麓からバスで最寄りの鉄道駅、ハットンまで。1時間くらいかな。下山してきた人で満杯です。
ハットンからちょうど電車に乗ることができて、そこから4時間くらい移動です。


夜中からずっと起きて、かつ壮絶な山登りしたので、電車ではみんなでうとうと。アジア一の絶景と呼ばれる路線で、ところどころで「わあ〜」って声あげつつも、うとうと。本当にずっと茶畑の中を行くんです。かつ、結構な斜面を通る場面も多く、その景色は圧巻です。普段バンコクに住んでると想像できないすごい景色なのですが、ファミリーや他の乗客はいつも乗っているからか、まあ特に反応せず。。(そりゃそうか)とっても贅沢だなと思いつつ、ついに写真一枚も撮りませんでした。


もう一個よかったのは、地元の若者たちが楽器を持ち込んでいて(太鼓みたいな打楽器)、突然歌いだしたこと。これ別にお金貰おうというのでなく、自分たちのボックス席で単に友だちと楽しく歌っている様子。周りも別に日常のことらしく、一緒にリズムに乗ってみたり、無反応だったり。実は別の日にバスに乗った時も歌ってる人がいたりで、愉快な国民性なのねと思いました。そうこうしているうちにバンダーラウェアに到着。小さくて可愛らしい駅。


その駅からお家まで歩くのだけど、映画みたいに、線路の上を歩いていくんです。数時間に一本しか電車は来ないので、みんなの通り道になっているそう。線路って、枕木も思ったよりもごっつくて、幅もまちまちだから、割と歩くのが大変でした。おまけに、ひどい筋肉痛だったので、みんなで手をつなぎながら歩く。そしてちょうど夕暮れ時で涼しくなって。また何とも幸せな時間だなあととても愛おしくなりました。


10分くらい歩いて線路を降りると、可愛らしいお家がありました。


お家に到着!夕食の支度
いくつか面白かったのですが、まずは料理。スリランカ料理興味があったのでまじまじ見てましたが、お母さんは包丁使わず刃がついたやつに野菜を押し付けて切っていました。私は手を切りそうでこわかったけれど、慣れた手つきでさくさくと。その隣でお父さんはココナッツをこまた器用に削ります。

切った素材は、土でつくられた釜に火を焚いてセットしたお鍋へ。その日のメニューは、トマトとお魚(さすがにお魚ここまで運べないと思うし缶詰の水煮)のカレーと、葉野菜とココナッツのカレー(?)。火力が強いからか、あっという間に炒めて、軽くぐつぐつしたら出来上がりです。

みんな自分でご飯よそって、好きなだけカレーをかけて。スリランカも手で食べるんですね。インドでも何度か手で食べたことがあったので、久しぶりに挑戦。やはりできたては熱くて、、でもこのカレーがすごくおいしかったです。辛すぎず、野菜のやさしい味がしました。

もう一個、ダールのカレーもありました

やさしい味のカレー





























食後は紅茶も出してくれて。しかし驚いたのは、その紅茶が激甘であったこと。紅茶の産地は、ノンシュガーで飲むのかと思い込みがあったのですが(なぜだろう、、)、タイとかと同じようにとっても甘いのが好きなようでした。当初はそもそも輸出用に生産していただけなのでしょう。




共同の水浴び場でシャワー
家族のお家があるのはたぶん小さな村で、みんなが共同で使う水浴び場がありました。シャワーに行くかと聞かれて、布を渡され、服脱いで器用に装着。山間のカレンの人たちと同じような感じでした。その格好で水浴び場へ。

そこでみんな器用に体洗うのでびっくりしました。水がものすごい勢いで流れてくるので、わたしは、布が落ちないように必至でしたが笑 

次の日、明るい時間に同じ場所で洗濯手伝っていて気がついたのですが、こんな自然の環境なのに、やっぱりシャンプーは化学品使ってるのですよね。当たり前っちゃ当たり前なのですが。都市部と違って水処理もされずそのまま使用後の水も垂れ流しなので、これはどのくらいの影響があるんだろうかとふと思いました。おまけに袋がそのまま捨てられてしまったり。外の人間は好き放題言えますが、少し心配になりました。世界遺産も多くあるし、コロンボの町はすごくきれいに見えたので、国としても自然守るためにいろいろ政策打っているのだと思うのですが、これからが本当に大変なのだろうと思います。

アーユルベーダとか、自然に根ざしたものを大事に受け継いで来ていて、そんな文化にとても共感するので、これからどのように変化をしていくのか見て行きたいと思いました。。



バンダーラウェアからゴールへ
結局出発がお昼近くになってしまい、、急いで移動。ここからゴールまでがまた大変でした、、。また別の記事に書きます!