スリランカで出会った家族のお家にお世話になった話

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アダムスピークに登ったとき出会ったファミリー+その友だちたちが、お家に泊まりにおいでよと招いてくれました。場面によったら警戒しなくてはいけないし、予定も崩れるので短期旅行だと悩むところですが、あんだけしんどい山を登って、一緒に下って、よい出会いだと信じ、お言葉に甘えてステイさせてもらうことにしました。


そんな訳で、紅茶の産地の一つであるヌワラエリアでの滞在をカットして、ファミリーの住むバンダーラウェアまで行くことに。


アバムスピークからファミリーのお家のあるバンダーラウェアまで
アダムスピークの麓からバスで最寄りの鉄道駅、ハットンまで。1時間くらいかな。下山してきた人で満杯です。
ハットンからちょうど電車に乗ることができて、そこから4時間くらい移動です。


夜中からずっと起きて、かつ壮絶な山登りしたので、電車ではみんなでうとうと。アジア一の絶景と呼ばれる路線で、ところどころで「わあ〜」って声あげつつも、うとうと。本当にずっと茶畑の中を行くんです。かつ、結構な斜面を通る場面も多く、その景色は圧巻です。普段バンコクに住んでると想像できないすごい景色なのですが、ファミリーや他の乗客はいつも乗っているからか、まあ特に反応せず。。(そりゃそうか)とっても贅沢だなと思いつつ、ついに写真一枚も撮りませんでした。


もう一個よかったのは、地元の若者たちが楽器を持ち込んでいて(太鼓みたいな打楽器)、突然歌いだしたこと。これ別にお金貰おうというのでなく、自分たちのボックス席で単に友だちと楽しく歌っている様子。周りも別に日常のことらしく、一緒にリズムに乗ってみたり、無反応だったり。実は別の日にバスに乗った時も歌ってる人がいたりで、愉快な国民性なのねと思いました。そうこうしているうちにバンダーラウェアに到着。小さくて可愛らしい駅。


その駅からお家まで歩くのだけど、映画みたいに、線路の上を歩いていくんです。数時間に一本しか電車は来ないので、みんなの通り道になっているそう。線路って、枕木も思ったよりもごっつくて、幅もまちまちだから、割と歩くのが大変でした。おまけに、ひどい筋肉痛だったので、みんなで手をつなぎながら歩く。そしてちょうど夕暮れ時で涼しくなって。また何とも幸せな時間だなあととても愛おしくなりました。


10分くらい歩いて線路を降りると、可愛らしいお家がありました。


お家に到着!夕食の支度
いくつか面白かったのですが、まずは料理。スリランカ料理興味があったのでまじまじ見てましたが、お母さんは包丁使わず刃がついたやつに野菜を押し付けて切っていました。私は手を切りそうでこわかったけれど、慣れた手つきでさくさくと。その隣でお父さんはココナッツをこまた器用に削ります。

切った素材は、土でつくられた釜に火を焚いてセットしたお鍋へ。その日のメニューは、トマトとお魚(さすがにお魚ここまで運べないと思うし缶詰の水煮)のカレーと、葉野菜とココナッツのカレー(?)。火力が強いからか、あっという間に炒めて、軽くぐつぐつしたら出来上がりです。

みんな自分でご飯よそって、好きなだけカレーをかけて。スリランカも手で食べるんですね。インドでも何度か手で食べたことがあったので、久しぶりに挑戦。やはりできたては熱くて、、でもこのカレーがすごくおいしかったです。辛すぎず、野菜のやさしい味がしました。

もう一個、ダールのカレーもありました

やさしい味のカレー





























食後は紅茶も出してくれて。しかし驚いたのは、その紅茶が激甘であったこと。紅茶の産地は、ノンシュガーで飲むのかと思い込みがあったのですが(なぜだろう、、)、タイとかと同じようにとっても甘いのが好きなようでした。当初はそもそも輸出用に生産していただけなのでしょう。




共同の水浴び場でシャワー
家族のお家があるのはたぶん小さな村で、みんなが共同で使う水浴び場がありました。シャワーに行くかと聞かれて、布を渡され、服脱いで器用に装着。山間のカレンの人たちと同じような感じでした。その格好で水浴び場へ。

そこでみんな器用に体洗うのでびっくりしました。水がものすごい勢いで流れてくるので、わたしは、布が落ちないように必至でしたが笑 

次の日、明るい時間に同じ場所で洗濯手伝っていて気がついたのですが、こんな自然の環境なのに、やっぱりシャンプーは化学品使ってるのですよね。当たり前っちゃ当たり前なのですが。都市部と違って水処理もされずそのまま使用後の水も垂れ流しなので、これはどのくらいの影響があるんだろうかとふと思いました。おまけに袋がそのまま捨てられてしまったり。外の人間は好き放題言えますが、少し心配になりました。世界遺産も多くあるし、コロンボの町はすごくきれいに見えたので、国としても自然守るためにいろいろ政策打っているのだと思うのですが、これからが本当に大変なのだろうと思います。

アーユルベーダとか、自然に根ざしたものを大事に受け継いで来ていて、そんな文化にとても共感するので、これからどのように変化をしていくのか見て行きたいと思いました。。



バンダーラウェアからゴールへ
結局出発がお昼近くになってしまい、、急いで移動。ここからゴールまでがまた大変でした、、。また別の記事に書きます!